ラジオを聞き始めるならこの2番組をお勧めします※お笑い番組限定

カルチャー

 私はラジオ歴20年の中年リスナーです。

 ラジオ番組といえば、日本放送のオールナイトニッポンなどが受験生などを中心に

 ブームとなったことが思い出されますね。

 最近の若者はラジオをどの程度聞いているのか定かではありませんが、ラジオという

 コンテンツの魅力はまだまだ衰えてはいないと私は考えています。

 この記事では、今現在放送されているラジオ番組の中から私がお勧めする2番組を紹介

 します。

 

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テレビもラジオも一番勢いに乗っている?「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」

 JFMがお届けする有吉弘行のSUNDAYNIGHTDREAMER(以下サンドリ)は、あの超人気お笑い芸人有吉弘行さんがMCを務めるラジオ番組です。

 サンドリの基本情報としては、毎週日曜日夜8:00から夜10:00(一部地域は9:00まで)の放送となっております。

 さて、サンドリの魅力を私なりに解説させていただきます。サンドリは有吉弘行さんがメインパーソナリティなのですが、月替わりで有吉さんと同じ太田プロダクションに所属する若手芸人たちがアシスタントを務めます。しかも、アシスタントは基本的に2人なのですが、彼らはコンビの枠を越えて指名されるため違うコンビ同士の2人がアシスタントを務めることになり、そこもサンドリの醍醐味となっております。

 また、有吉さんといえば猿岩石時代の大ブレイクから低迷期を経て毒舌キャラとして再ブレイクを果たしたことが思い出されますが、近年テレビではゴールデンタイムのMCが増えており、やや自重されている感があります。そんな有吉さんの絶品毒舌がこのサンドリでは聞くことができるのです。番組全体を通して、有吉さんは2人のアシスタントを痛烈にイジリ倒します。なかでも面白いのは、本来太田プロの先輩であるはずのデンジャラス安田さんがアシスタントを務める月です(安田さんの月はアシスタントは1人です)。とにかく有吉さんは安田さんをバカにしますし、とくかく安田さんはツッコミます。例えば、有吉さん「安田は最近どう?」、安田さん「安田さんね」。有吉さん「安田は家で何食ってんの?ほうれん草のゆで汁か」、安田さん「ほうれん草のゆで汁は食ったことないんですよ」。と言った掛け合いが延々と続いていきます。ただ一部分だけを切り取って文字に起こしただけでは面白さは伝わりづらいですが、有吉さんと安田さんの関係を知ったうえで2人の掛け合いを聞くと、とても笑えてきます。

 更に、サンドリのリスナーには「ゲスナー」という呼称が与えられており、アシスタントになった芸人にはもれなく「ゲスナー」からのイジリもついてきます。特に安田さんがアシスタントの月限定のコーナー「女子!」では、コーナーの趣旨説明において男性のなりすましは厳禁ですと前振りをしているにも関わらず、普段は男性と思われる「ゲスナー」が女性風のラジオネームに変えて投稿してきます。コーナーの表向きの趣旨である、安田さんに女子のことについて教えるという内容を一通り語り終えると、次第にメールの内容は安田さんの悪口に転じていきます。この安田さんへの悪口というか罵詈雑言が、ここで書くことすら憚られるような言葉の数々なのですが、サンドリ特有の雰囲気と有吉さん・安田さん・ゲスナーという3者の信頼関係が構築できている「ネタ」であるからこそお腹の底から笑えてしますのです。しかもこのコーナーは、先ほど述べたように安田さん月限定のコーナーであるため1年のうちでも決まった時期にしか開催されません。そんなレア感もあいまって、ゲスナーは安田さんがアシスタントになる月を今か今かとワクワクしながら待っているのです。

 それ以外にも、サンドリのコーナーには「街の賢者」、「日記」、「アガるー!」、「替えます替えます」、「短歌」など芸能人を痛快にイジり倒したり、有吉さんの変わった性的嗜好をゲスナーが満足させるコーナーなど2時間の間ずっと笑っていられるトークが展開されます。また、アシスタントとして、デンジャラス安田さんの他に、アルコ&ピース、やさしい雨、和賀勇介、新宿カウボーイ、タイムマシーン3号、マシンガンズ、宮下草薙など、太田プロの若手を中心とした芸人の方々が登場します。更に、毎年年始の放送では有吉さんの太田プロの大先輩である上島竜兵さんが登場したり、年間を通じて不定期で呼ばれるゲストとして有吉さんと同期のふかわりょうさんなどが登場したりして、いずれも有吉さんとゲスナーからイジリ倒されています。更に更に、毎年8月の最終週の放送では、有吉さん扮する加山雄三さんが登場しサライを歌い上げたり、サンドリの24時間マラソンランナーとしてモデルの照英さんが走るという設定になり、ゲスナーが嘘の目撃情報を寄せるということが恒例行事となっております。一言でいうと、サンドリは有吉さんの楽園であり、リスナーたちの共感の場でもあるのです。

 以上サンドリの解説でした。

適度な適当感・毒舌感が心地よい「おぎやはぎのメガネびいき」

 TBSラジオがお届けする、JUNKおぎやはぎのメガネびいき(以下メガネびいき)は、テレビにひっぱりだこの人気コンビ、おぎやはぎがMCを務めるラジオ番組です。

 メガネびいきの基本情報としては、毎週木曜日深夜1時~深夜3時の放送となっております。

  さて、メガネびいきの魅力を私なりに解説させていただきます。メガネびいきはパーソナリティであるおぎやはぎさんの独特の雰囲気と2人の仲睦まじい感じが魅力のラジオ番組です。テレビでのイメージと同じように2人で時事ネタやいろいろなことに言いたい放題に言い散らかします。特に芸能人のゴシップネタは2人の大好物であり、おぎやはぎのお二人の知っている芸能人のネタであったりすると、こんなことまで話していいの?と思ってしまうギリギリのトークが展開されることもあります。また、番組内では2人のプライベートの様子が毎週話題にあがるため、芸能人の普段の生活を垣間見ているようでなんだか得をした気分になります。特に小木さんは義理の母が森山良子さんであり、義理の弟が森山直太朗さんということもあって、華やかなホームパーティでの出来事などが赤裸々に語られることも多々あります。

 さらに番組の作家として鈴木工務店さんという方が番組を構成すると同時に、おぎやはぎの話の受け手として絶妙なポジション取りをしてることも見逃せません。鈴木工務店さんは、TBSラジオファンならば必ず知っているでろう伝説の番組「極楽とんぼの吠え魂」の作家であったことが有名で、ファンにとっては吠え魂のレガシーが受け継がれているメガネびいきは特別な番組でもあります。

 メガネびいきのリスナーは、「クソメン」・「クソガール」と呼ばれています。彼らの呼び方は自他ともに認める典型的にモテない人間という意味を表しており、この言葉に共感するリスナーは芸能界にも多数存在しています。実際にシンガーソングライターの阿部真央さんが「クソメンクソガールの唄」という楽曲を番組に提供しています(この曲は決しておふざけではなく非常に気持ちのこもった名曲です)。なお、おぎやはぎは番組内で、学生時代の経験から「異常に仲間意識や絆が強く団結している」集団を毛嫌いしており、「六組軍団」(おぎやはぎと同学年の六組がそういうクラスであったことから)と揶揄しているのですが、私の印象では、おぎやはぎとメガネびいきのリスナーである「クソメン」・「クソガール」の絆は非常に強いものがあると感じます。2人の嫌う「六組軍団」と形は違えど、「クソメン」・「クソガール」にとっておぎやはぎは慕うべき兄貴的な存在として強い絆で結ばれているようです。

 メガネびいきのコーナーで特筆すべきは、毎週放送の最後に行われる、「週刊・おぎやはぎ批評」というコーナーです。このコーナーは、元TBSアナウンサーの升田尚宏さんが、聴取者(リスナー)から寄せられた、前放送回で起こった、おぎやはぎの言い間違いや、おかしな言動を紹介するというコーナーです。おぎやはぎのお二人は50歳手前のオジサマなので、眠気や疲れでとんでもない言い間違いをしたり、変な音を発したりすることがあり、それをリスナーを介して半ば自虐的に紹介して反省するという面白いコーナーです。また、そこに寄せられるリスナーのラジオネームがあり得ないラジオネームであったり、80代女性などと言ったおよそ本当であるとは思えない自己紹介も笑えるポイントです。更に、リスナーからのメールを紹介する升田アナもサブい小ネタをぶっ込んできたり、めちゃくちゃイイ声でリスナーのめちゃくちゃな内容のメールを読んだりすることも面白いところだと思います。

 他にも、メガネびいきの名物企画として、「ダイナマイトエクスタシー」や「アイドル妄想総選挙」と言った男性の感性を根元からくすぐるような魅力的な企画が多数存在します。また、メガネびいきの特徴として、ゲストがお笑い芸人ばかりではなく、有名俳優やミュージシャンが訪れるというところがあります。過去にはTOKIOの長瀬智也さんや、森山直太朗さん(小木さんの義理の弟)、綾野剛さんらが出演されています。芸能界にも隠れ「クソメン」が多いようです。

 以上、メガネびいきの解説でした。

まとめ

 お笑い芸人さんの面白さを、素人が、しかも文字に起こして伝えることのくだらなさは自分でも理解しているつもりです。が、それでも私はラジオが好きなので1人でも多くの人にラジオリスナーになってほしいと思っています。私の解説で少しでもサンドリやメガネびいきに興味を持っていただける方がいらしたら幸いですし、ブロガー冥利につきます。今後もおすすめのラジオ情報を提供していこうと思っておりますのでよかったらまた閲覧していただけたらと思います。よろしくお願いします。

 

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コメント

  1. ナギサ より:

    サンドリは俺の青春。

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